2010年08月01日

ストレスとわきがの関係

わきがの原因の1つと考えられているのが「ストレス・緊張」です。

ストレスを受けますと、私達の身体は副腎というところから副腎皮質ホルモンや男性ホルモン、アドレナリンといったホルモンが大量に放出さますが、これらのホルモンは皮脂腺の皮脂の分泌をさかんにします。

また、これらのホルモンは皮膚の角質層の新陳代謝をもさかんにし、角質も肥厚させ皮脂腺の導管を閉塞させてしまいます。そうなるとさかんに分泌される皮脂が皮脂腺のなかでたまり、活性酸素が発生しやすい状態になります。

活性酸素は脂質を酸化させ過酸化脂質をつくります。この過酸化皮質も脂質を酸化し、さらに活性酸素をつくりさらに過酸化脂質が増加するという悪循環になります。これは自動酸化といい、実はニオイの原因物質である短鎖の脂肪酸などがもっとも増加する原因となります。

さらにわきがの直接の原因である、アポクリン腺の働きを活発にさせるエクリン腺から分泌される汗が増加し、ニオイを拡散させてしまいます。

緊張したときに「手に汗をかく」「わきの下に汗をかく」ことは、エクリン腺の働きが促されたために起こる現象で、「冷や汗」「脂汗」はストレスが原因で、アポクリン腺の働きが促されたために起こる現象です。

このようにストレス緊張は汗腺の働きを活発にさせますので、わきがと深く関わっているのです。また汗をかくとニオイが気になると思うこと自体が、ストレスや緊張となってより汗腺の働きが活発になり、悪循環となりますので注意が必要です。




※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。