2009年03月05日

わきがの知識

わきがとは、医学的には臭汗症(しゅうかんしょう)、または腋臭症(えきしゅうしょう)と呼ばれる、わきの下から独特の不快な(酸っぱい)ニオイを発生する症状のことで、アポクリン腺から分泌される汗が直接の原因だとされています。

しかしアポクリン腺から分泌される汗自体が臭うことはほとんどなく、肌(皮膚表面)に常在している細菌などによって分解されたときに独特のニオイが発生するのです。

汗を出す汗腺は2つあります。全身に分布して身体全体から汗を出し、体温調節の働きをする「エクリン汗腺」と、わきの下、股間、耳の中、乳首のまわりなどに特定の場所に集まっている「アポクリン汗腺」です。

エクリン汗腺から出る汗はほとんどが塩水で、あまり臭いませんが、通常よりも量が多い場合に多汗症と呼ばれます。緊張した時などに噴き出るように汗が出ると、衣類に汗染みができたりして悩みの原因になります。

アポクリン汗腺から出る汗はベトベトと粘り気があり、たんぱく質・脂質・鉄分・色素などからできています。やや黄色味があり、ニオイもあり、汗じみ・黄バミ、そしてわきがの原因となる汗です。

このアポクリン汗腺は皮脂腺と毛穴につながっていて、アポクリン汗腺から出た汗が皮脂と混ざり合い、さらにさまざまな雑菌が付着して、わきが特有のイヤな臭いになるのです。

アポクリン腺自体は産まれたときからわきの下や陰部、耳の中などに存在するのですが、アポクリン腺が活動し始めるのは思春期以降ですので、ワキガ体質の方はこの頃からニオイが気になり始めるようです。


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