2011年06月05日

わきがのニオイを予防する

水分の補給
わきがのニオイを予防するには、日頃からこまめな水分補給をすることが効果的です。
水分を摂り過ぎると汗をかきやすくなり、それがニオイへと繋がると思って水分補給を控えると逆効果になることがあります。
水分を過剰摂取しても全てが汗として出るわけではなく、ほとんどが尿として排出されます。体内で水分が不足すると、汗をかいたときの汗の成分が濃くなってニオイが強くなりやすいのです。
また水分は体にとってもっとも大切なものですし、特に夏に水分を控えていると、熱中症や日射病などのさまざまな症状の原因となることもありますので注意しましょう。

清潔を心がける
わきがはアポクリン腺から分泌される汗が、細菌によって分解されることで発生するニオイがおもな原因なので、ワキガのニオイを予防するには、分泌された汗を拭き取ったり、洗い流すなどして清潔を心がければ、かなりニオイを抑えることができます。

衣類に気をくばる
吸水性のよくない衣類を肌の上に直接着ると、衣類が汗を吸収しないので肌表面に雑菌が増殖しやすくなり、ニオイが発生しやすくなります。
また、汗を吸収した衣類は可能であれば頻繁に着替えることも大切です。

わき毛の脱毛
ワキガ予防には脱毛が効果的です。わきがの直接の原因はアポクリン腺ですので、脱毛したからといって完全にワキガが治り、ニオイがなくなるわけではありませんが、軽いワキガやニオイがそれほど強くない場合はニオイが抑えることができます。
  


Posted by zhongshan at 11:09Comments(0)わきがのニオイを予防

2010年08月01日

ストレスとわきがの関係

わきがの原因の1つと考えられているのが「ストレス・緊張」です。

ストレスを受けますと、私達の身体は副腎というところから副腎皮質ホルモンや男性ホルモン、アドレナリンといったホルモンが大量に放出さますが、これらのホルモンは皮脂腺の皮脂の分泌をさかんにします。

また、これらのホルモンは皮膚の角質層の新陳代謝をもさかんにし、角質も肥厚させ皮脂腺の導管を閉塞させてしまいます。そうなるとさかんに分泌される皮脂が皮脂腺のなかでたまり、活性酸素が発生しやすい状態になります。

活性酸素は脂質を酸化させ過酸化脂質をつくります。この過酸化皮質も脂質を酸化し、さらに活性酸素をつくりさらに過酸化脂質が増加するという悪循環になります。これは自動酸化といい、実はニオイの原因物質である短鎖の脂肪酸などがもっとも増加する原因となります。

さらにわきがの直接の原因である、アポクリン腺の働きを活発にさせるエクリン腺から分泌される汗が増加し、ニオイを拡散させてしまいます。

緊張したときに「手に汗をかく」「わきの下に汗をかく」ことは、エクリン腺の働きが促されたために起こる現象で、「冷や汗」「脂汗」はストレスが原因で、アポクリン腺の働きが促されたために起こる現象です。

このようにストレス緊張は汗腺の働きを活発にさせますので、わきがと深く関わっているのです。また汗をかくとニオイが気になると思うこと自体が、ストレスや緊張となってより汗腺の働きが活発になり、悪循環となりますので注意が必要です。